2012年8月7日火曜日

攻めると守る

昨日の深夜、日本の女子サッカーが史上初のメダルを決めて、決勝戦へと駒を進めました。
その試合は、とても壮絶で、最後はこれはサッカーなのか?と思うぐらい攻め込まれ、気持ちで守り切り見事勝利を手に入れました。試合終了のホイッスルとともに彼女たちが流していた涙にこの4年間の強い思いを見たような気がします。

私は中学・高校とバドミントンという競技をしていました。その時に出会った先生方からどちらかというと精神論的なアドバイスを多くいただいた影響もあってか、私自身も精神論を重視する傾向にあります。

とはいえ、精神論というのは、ただ「頑張れ」といったものではなく、努力ありきでの話ですが。

勝負事に挑むとき、やはり気持ちで負けていてはいい結果が得られません。
ただ、なんの準備もなく勝負ごとに挑み、いくら気持ちを出したからといって勝てるわけがありません。

気持ちとは、自分が今までやってきたことに対する自信。
自信が持てない程の努力しかしていない人は気持ちを強く持つことはできません。

なでしこジャパンの彼女たちも今までやってきた努力があったからこそ強い気持ちを持って試合に挑み、勝利を得たのではないでしょうか。

私は普段授業では算数をメインに指導していますが、学年によっては理科を担当したりもしています。

理科や社会でこんなことは経験がないでしょうか?

(選択問題で) アだと思っていたが、不安に思って解答用紙にイって書いたら正解がアだった。

試験は試験問題と自分との勝負です。
この場合、完全に気持ちで負けていますね。

このように迷ってしまうのは、自分に自信が持てなかったということ。努力が足りない証拠ですね。自分に誰にも負けない努力してきたんだ!という強い気持ちが持てていれば、迷うこともなかったでしょう。

算数や数学だって、解説をみて、「こう解こうと思ったのに何も書かなかった」みたいなことを言う人もいます。これも、自分に自信がない証拠。その解法がほんとに正しいと試験中に思えるような努力までしてこなかったわけですね。

志望校は人それぞれあると思いますが、余程のことがない限り、自分のレベルぐらい、もしくは少し上だったり、少し下だったりでしょう。

目の前の試験でいかに自分の力を出し切るか。それは、それまでの努力から得られる強い自信によって決まると思います。

受験で、相応の学校を選んでいれば、その合否なんか気持ちひとつで変わってしまうぐらい紙一重。ですから、本番で絶対の自信を持てるような自他ともに努力を日々重ねるべきです。
決して自己満足な努力に終ってはいけません。

さて、夏も半分が過ぎようとしています。
受験生もそうでない人も、目標を持ってそこに全力で努力しているのか。

もう一度見つめなおして後半の夏も頑張ってください。





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