私は小学生のころ、そろばんをやっていて、そのそろばん塾では、
まず、始まる前にウォーミングアップをしていました。いわゆる指慣らし
(そろばんをはじく指が動くようにする)をよくしていたのを思い出します。
特に冬なんかは、指がかじかんで全然動かないなんてこともありましたから
ウォーミングアップをしてた印象があります。
運動をするときもそうです。運動をする前には、必ず準備体操をしますね。
いきなり、激しい運動をしたら、体がびっくりしてしまうからです。
計算力は算数の世界ではほぼ当たり前として扱われます。あって当然。
でも、授業が始まっていきなり難しい計算や算術を教えられても、なかなか
うまく理解できないことってありますよね。
算数も、何かウォーミングアップ的なものはないのかな?と思っていたら、
首都圏や関西圏の中学受験生たちはこんなウォーミングアップをするそうです。
まず、お題の数字を出します。例えば、35としましょう。
その数字に、2~9までの数字を次々と掛けていきます。
35×2=70、70×3=210、210×4=840、840×5=4200、4200×6=25200、
25200×7=176400、176400×8=1411200、1411200×9=12700800 というように
もちろん、筆算をしても構いません。
この後、出てきた数字を、÷9、÷8・・・・÷2とやっていって、もとの35に戻れば成功!
という『エレベーター算』をやっているそうです。
実際に生徒にやらせてみると、やはり慣れていないせいか、戻ってこれない
ことが多々ありました(笑)
だいたい5分以内を目安に、速い子は1分30秒ぐらいでやってしまうそうです。