今日は私のお勧めの参考書をひとつ。
中学受験に向かう小学生にぜひお勧めの書です。
中学受験の参考書といえば市販されているものでいうと、四谷大塚の予習シリーズぐらいでしょうか。日能研のシリーズも書店には置かれていますが、どれも本科テキスト(日能研の塾で実際に使われているテキスト)の内容とは程遠いものです。
予習シリーズはとてもいい教材ですが、自分で使うには少し難しい感じがするのと、少し内容に偏りがあるために、それだけ使ったとすれば、実際の受験では対応しきれない部分も出てくるような気がします。
プラウダスでも授業のベースとして4年生から6年生の夏前まで使用していますが、その時々で、いろいろ流行にあった問題など練習する機会を設けています。
中学受験の算数は毎年進化していますから、参考書を選ぶのが大変です。よく算数、数学は一冊の参考書をやりきれば大丈夫と言われてきています。私もそう思うところはありますが、毎年進化し続ける中学受験の算数と対抗するには、オーソドックスな問題から新傾向的な問題まで、結構幅広い分野を抑えなければなりません。
そうなるとどうも一冊だけに頼り切るのは怖い一面があります。状況に応じて2~3冊を潰すぐらいが丁度いいのではと考えています。
今日紹介する参考書は、東京出版の「ステップアップ演習」(2,000円)です。
模試にもよりますが、偏差値が60を超えてくる中学を目指す方には、ぜひ使いこなしていただきたい一品。
いわゆる、入試で落とせない問題ばかりを集めた問題集で、多少ハードな部分もありますが、分野別に10~20問前後集められていて、これだけをマスターすればいいんだという気持ちにさせてくれます。
この一冊をマスターして、そして入試問題で新傾向の問題を解く練習すれば、算数という不安定な科目で大ゴケすることは少ないんじゃないかと思っています。
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