2012年6月15日金曜日

大学受験生のみなさまへ

国公立大学の受験を考えているみなさんへ、おすすめの参考書を。




なぜ京大なのか・・・
京大の過去問はそのほとんどが良問です。(中には悪問もありますが)
そして、テーマを持って出題されます。
なんといっても、京大の問題には誘導がありません。誘導とは、最終的な「解」にたどり着くまでに必要な考えを小問((1)、(2)・・・のような設問のこと)を与えることでその「解」に導いていくことをいいます。
数学の問題をたくさん解いていればわかることですが、実はこの誘導に助けられて問題を解答できていることがほとんどです。ですから、普段は誘導がついていて簡単に思える問題も、その問題の本質を捉えていなければ、誘導がなくなった途端に解くことができなくなります。解法の暗記だけではだめだということです。
京大は、解答までのプロセスをとても大事にする学校です。
そのプロセスは、絶対に思いつけないものではなく、与えられたテーマを理解することではっきりと出てきます。
京大だから難しい問題だらけなんじゃないかと思う方もいらっしゃるとは思いますが、むしろ京大だからこそ、数学の本質を捉える絶好のチャンスです。
この本には、問題別にABCのランクがついているので、ランクAの問題を完全制覇するだけでも数学力はかなりアップすると思いますし、国公立を目指す人ならば十分な演習になると思います。
文系の方も京大の文系数学というものがありますから、数学がある国公立大学を目指す人はぜひチャレンジして自分の数学力を磨いてみてください。

2012年6月13日水曜日

ポジティブシンキング

先日小学校低学年の子と九九の暗唱の練習をしているときのこと。
何度言っても7の段を間違えてしまうなかで、「ちゃんと言えるようになるまでずっと言ってもらうよ。」と私は言いました。そんなときの小学生のリアクションとしては「えぇ~。ダメだ絶対に無理だ。」などと返事がくることが定番で、この時もそういうリアクションが返ってくるものだと思ってその後にかける言葉も用意していましたが、この子は違いました。
「えぇ~。そんなに挑戦できるの?」
思わぬ返事に笑ってしまいました。なんてポジティブなんだろうって。本物のポジティブに触れた感じがしたのかもしれません。衝撃ですね。でもとてもいいことです。
今まで様々な生徒を教えてきましたが、自分にとって辛いこと(例えば宿題をたくさん出されるとか、たくさんの暗記をさせられるとか)を与えられると、やはりネガティブな返事がほとんどです。もちろんその後なんやかんや言いながらちゃんとやってくれるのも、小学生の素直でいいことなんですけどね。
恐らく私もそうだと思いますが、いつの間にか人は(特に日本人は)、自分をマイナスからのスタートに持っていってしまうように思います。できるかもしれないことを、できないといって万が一できなかったときの保険にするんです。そうすると楽ですから。
でも、できないかもしれないことをできるといって本当に実現してしまう人はいるもので、やはりそういった人たちはみな自分の可能性を信じています。
中学受験をする上で、辛いことはたくさんあります。みんなが遊んでいる時間に遊ぶことができなかったり、たくさんの宿題を毎回出されて、毎日宿題に追われてみたり・・・
それを嫌だと思わずに自分のためなんだ、これをやれば合格するんだという前向きな気持ちで取り組める子が、中学受験という高い壁を越えていくことができるんだなと思います。
まさに、ポジティブシンキング!
この子は絶対に伸びるな、うん。