更新とても遅れました。いつも見てもらっている方申し訳ございません。
本日のテーマは仙台二華中学校について。
毎年倍率が7~9倍になる、仙台ではとても人気のある公立中高一貫校です。
首都圏中学受験とは違って、公立中高一貫校は適性検査と呼ばれる(まあ入試問題
とほぼ同じなんですが、)問題と作文と面接を経て合否が判定されます。
合格不合格に明確な基準はなく、どのような形で合格者を選考しているのかは、はっきり
しないところがありますが、凡そよくできれば合格します。
本日はその対策と予言を少々してみようかなと思います。
① 問題には全部目を通す。
今まで見た生徒ですべて問題に目を通せなかった人で合格を勝ち得た人はいません。
まず、全部解くこと。勝負はここから始まります。
といっても、仙台二華中の適性検査問題は計算量も多く、思考が必要な問題もたくさん
ありますから、時間内に終わらせることは至難の業です。
宮城県の適性検査問題より難しい問題を、速く正確に解く練習が必要になります。
② 理系過多。
宮城県の公立中高一貫校の適性検査問題は学校ごとに異なります。
その中でも、二華中の問題は理系の問題に偏りがちな傾向にあります。
学校も理系の人間が欲しいということなのでしょうか。恐らく、今後もこの傾向
が続くでしょう。
特に、割合を理解していることは必須で、計算問題のほとんどが割合を絡めた
問題になっていることも特長です。
大ざっぱになりましたけど、この2点をしっかりできる子は、宮城県の小学生
いや、全国的に見てもそんなに多くはありませんし、この2つが確実にできる
ことが合格への近道だと思います。
だからといって、国語や社会、理科の勉強を怠っていては元も子もないですが・・・
今年も同じような傾向で出題されると思いますが、出題テーマがどのようなものになるの
か少し予想してみたいと思います。
去年出題された問題で、LED、バイオエタノール等の時事に絡んだ問題が出ました。
二華中の適性検査が始まって4年目になりますが、前年と似たような問題を、ちょくちょく
出題している部分から、去年出たからと言って、今年は勉強しないということがないように
するべきですね。
他県では取り上げられていて、時事に絡むものとしては、「フードマイレージ」や今年で言えば
電力に関する問題、発電方法の違いによる、コストの計算等出題されるかもしれません。
また、場合の数も好んで出される傾向にあります。
去年は、場合の数とフィボナッチ数列を絡めた問題が一番最後に出題され受験生を苦しめました。
場合の数と周期や規則を絡める問題は作りやすいですし、実力差がはっきり出るので
今後も要注意です。図形と場合の数を絡めた問題もまだ出題されていないので、注目ですね。
算数的なものに関してはこんなところでしょうか。
宮城県の問題ばかり解いていてはなかなか合格を勝ち取ることができません。
他県にも目を向けながら、様々な問題に目を通し、知識をつけていくことが重要になります。